ILAカンファレンス2002 特別講演2
「生産性と生活水準向上の可能性」
シスコシステムズ株式会社
代表取締役社長
黒澤 保樹
「生産性の向上」は、ほぼイコール「生活水準の向上」であると思います。この生産性を上げるためのアプリケーションですが、シスコではEコマース、カスタマケア、ワークフォース、サプライチェーンといったアプリケーションを「これがないと仕事が成り立たない」といったレベルで活用しております。また、シスコには社員が3万5000人ぐらいおりますが、彼らに会社が今どこへ向かっているのか、そのために何をやろうとしているのか、彼らに何をしてほしいのかというようなことを、ビデオ・オン・デマンドによって伝えています。おそらく会社というのは大きくなればなるほど、企業のトップが何を考え、何に困っていて、何をすべきと考えているのかわからなくなるのではないでしょうか。e-Learningはこの点で非常に大きな力があります。
このように、われわれは社内コストを削減するため、そして生産性を上げるために、アプリケーションを相当使っています。アプリケーションをどうやって選んだらいいのか、どうやって構築したらいいのか、問題はどこにあるのか、その問題はどうやって解決したらよいのか、などのノウハウをたくさん培ってきました。このノウハウを活かして、皆さまにもさまざまなご提案ができるに違いないと思います。
シスコ・ネットワーキングアカデミーは、お陰様でスタートして4年目になりました。現状をご報告しますと、日本ではアカデミーの数が201校になりまして、教えてくださる先生の数は350人、学生の数が 5700人になっております。日本は相当進んではきましたが、他の国と比較しますと、今の10%増であってしかるべきという計算になるんですね。まだまだこれからといったところなのです。 日本は電話の技術は高いのですが、ネットワークの技術を持った人がほとんどいません。CCIEを取得している技術者の数がもっとも足りない状況です。これを増やすためには、裾野をどんどん広げなければということで、さまざまな努力をした結果、4年前は1ヵ月で 400人程度だった受験者数も、最近では5000人にまでなってまいりました。多いときには8000人も集まりました。
CCIEは去年の7月で294人、今年は385人と、ほとんど増えていないのですが、実は3ヵ月前は324人だったんですね。この3ヵ月で60人増えているということです。これは努力が徐々に実を結び始めている、ということだと思います。
日本ではネットワークだけでなく、そのほかの新しい生きた技術を持っている人も極端に少ない状況です。これを何とかできないかということで、金子先生にもお願いいたしまして、インターネット・ラーニングアカデミーという形になりました。大変感謝しております。
もう1つの問題は経営者のIT教育です。日本の経営者のIT知識レベルは極端に低いのです。これは別にITの技術者になれということではないのですが、IT がビジネス戦略にどういった影響を及ぼすか、それによってどういうことができるか、ということぐらい知らないとこれからの経営者というのはやっていけないことは間違いありません。日本以外の国、特にアメリカなどでは、経営者向けのeビジネス教育などが盛んに行われています。私どももこれにならって、日本の経営者にIT教育をしていくカリキュラムを作り展開していきたいと思っています。
世界の貧富の差は、インターネットと教育によって改善されるのではないかと思います。世界の差をなくす手段として、アイラはこれからもインターネットと教育に力を入れていきたいと考えています。
代表取締役社長
黒澤 保樹

このように、われわれは社内コストを削減するため、そして生産性を上げるために、アプリケーションを相当使っています。アプリケーションをどうやって選んだらいいのか、どうやって構築したらいいのか、問題はどこにあるのか、その問題はどうやって解決したらよいのか、などのノウハウをたくさん培ってきました。このノウハウを活かして、皆さまにもさまざまなご提案ができるに違いないと思います。
シスコ・ネットワーキングアカデミーは、お陰様でスタートして4年目になりました。現状をご報告しますと、日本ではアカデミーの数が201校になりまして、教えてくださる先生の数は350人、学生の数が 5700人になっております。日本は相当進んではきましたが、他の国と比較しますと、今の10%増であってしかるべきという計算になるんですね。まだまだこれからといったところなのです。 日本は電話の技術は高いのですが、ネットワークの技術を持った人がほとんどいません。CCIEを取得している技術者の数がもっとも足りない状況です。これを増やすためには、裾野をどんどん広げなければということで、さまざまな努力をした結果、4年前は1ヵ月で 400人程度だった受験者数も、最近では5000人にまでなってまいりました。多いときには8000人も集まりました。
CCIEは去年の7月で294人、今年は385人と、ほとんど増えていないのですが、実は3ヵ月前は324人だったんですね。この3ヵ月で60人増えているということです。これは努力が徐々に実を結び始めている、ということだと思います。
日本ではネットワークだけでなく、そのほかの新しい生きた技術を持っている人も極端に少ない状況です。これを何とかできないかということで、金子先生にもお願いいたしまして、インターネット・ラーニングアカデミーという形になりました。大変感謝しております。
もう1つの問題は経営者のIT教育です。日本の経営者のIT知識レベルは極端に低いのです。これは別にITの技術者になれということではないのですが、IT がビジネス戦略にどういった影響を及ぼすか、それによってどういうことができるか、ということぐらい知らないとこれからの経営者というのはやっていけないことは間違いありません。日本以外の国、特にアメリカなどでは、経営者向けのeビジネス教育などが盛んに行われています。私どももこれにならって、日本の経営者にIT教育をしていくカリキュラムを作り展開していきたいと思っています。
世界の貧富の差は、インターネットと教育によって改善されるのではないかと思います。世界の差をなくす手段として、アイラはこれからもインターネットと教育に力を入れていきたいと考えています。
