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ILAカンファレンス2002 編集工学研究所デモ

編集工学研究所 デモンストレーション・レポート

セッション会場の外では、編集工学研究所による教材デモンストレーションが行なわれていました。情報の量を与えるのではなく、方法を与えることを目的とした編集工学研究所の教材は、「視点を多様に持つ、新しい関係を発見する、学習の方法を学ぶ」がコンセプト。「編集工学」という分野から参入してきたIT教材なだけに、アカデミックな雰囲気もひとしおで、先生方も大変興味深くご覧になられていたようです。

実際に教材を体験された先生方からは、「複数の教科を混ぜて学習できるのが素晴らしい。だがそれだけに、こちらが教科を越えたフォローをできるかどうかが心配」「ネットを通じて、他校がどんな取り組みをしているのかが見えたり、さらにはコラボレーションできたらいい」「情報の編集方法を学ぶということだが、その効果はどうやって測ればいいか」など、さまざまなご意見があがっていました。

編集工学研究所の宮之原さんと佐々木さんは、次のようにお話ししてくださいました。
「ここ3年ぐらいの間で急速にe-Learningが注目され、インフラもかなり整備されて、いろいろな会社のシステムが揃ってきたと思います。しかし、コンテンツの方が追いついていません。正確に言えば、見るだけのコンテンツはインターネットの中に溢れていますから、コンテンツがあるといえばあるとも言えます。でも、ただ並んでいるだけです。自分で情報をつなげたり、分けたり、並べたりすることで気づく力を育てることをもっとITが支援してあげないと、真の教育の情報化、IT化とはいえないのではないでしょうか。子どもたちは、本来、「知」を体系化したり、統合したり、拡張したりする力を持っているはずです。子供たちの遊びはまさにそうですよね。ITを活用して、その力を引き伸ばしてあげられるプラットフォームがインターネットの世界にできればと思っています」

IT教材によって体験する「知」の自己編集と相互編集。こういったツールで学んだ子どもたちは、自分の能力を自分自身で高めていく力を身につけていけるのかもしれません。